エレベータ・リニューアル工事の経緯
平成26年の通常総会の決定を受け、設置から25年を超えたエレベーターの安全機能を中心に、
エレベーター・リニューアル工事が実施されました。
エレベーター・リニューアル工事は以下のような経緯で実施されています。
● 5年度総会の決定事項:第4号議案で「エレベータの更新の着手時期を検討する」でした。
● 25年度総会の防災専門委員会報告:「エレベータのリニューアル化について早期に取り組むよう理事会と専門委員会に引き継ぐ」でした。
● 25年度総会:消費税アップの前に発注すべきとの意見が出て、理事長から意見は26期に引き継ぐとの回答がありました。
● 東京建物作成の長期修繕計画ではエレベータの更新は30年目に実施の方針になっています(国交省のガイドラインでもあります)。
● 26年度総会:エレベーターリニューアル工事の実施が議決されました。
エレベータ・リニューアル工事の概要
工事の内容
主なものは以下の3点です。災害・停電発生時の閉じ込め防止など、安全性向上が目的です。
◆ 耐震対策
利用者の安全確保のために、機器損傷を最小限化する。 機器転倒防止、脱レール防止、ロープ・ケーブルの引っかかり防止対策など。
◆ 地震時管制運転
昇降路内に設けたP波センサーが本震(S波)に先駆けてやってくる初期微動(P波)を感知し、いち早くエレベータを最寄りの階で停止させ、ドアを開ける。
◆ 停電時自動着床装置
停電発生時に、万一、エレベータが階の途中に止まっても、バッテリー運転装置が作動して、速やかにエレベータを最寄りの階へ走行させ、ドアを開ける。
また、併せてより使いやすいエレベーターとするため4つの新しい機能を取り入れることにいたしました。
新しい4つの機能
● マルチビームセンサー
● 開延長ボタンの設置
● かご内天井取り換え(LED照明)
● かご内ファン設置(中層棟のみ)